アレルギー対策には食生活が重要

アレルギーは、病院に通い、薬を飲んだからといってすぐに治るものではありません。
症状が重い時は、薬の服用によって一時的に治まったようにみえますが、根本から完治したわけではありません。
アレルギーの対策には、食生活の改善が不可欠です。昔の日本人は、和食を中心としたバランスの良い食生活を送っていました。
しかし、経済の発展と共に、食生活が欧米化され、カロリーの高い、動物性タンパク質中心の食生活に変わってきてしまいました。
高カロリー、高タンパク、高脂肪の食生活によってもたらされたのが、生活習慣病やアレルギーの増加です。
加工食品やファーストフードのような、口当たりが良く、手軽に食べられるものが好まれるようになりました。
このような食生活の変化が、日本人の健康に大きな問題をもたらしています。
アレルギーを改善する食品は、海藻類、魚介類、根菜、味噌やヨーグルトなどの発酵食品です。
切干大根や干し椎茸などの乾物にも、効果があります。今、世界でも、健康のために和食が見直されてきています。
和食は、油を多く使う洋食とは違い、焼いたり、煮たり、蒸したり、という素材の味を生かす調理法で、油の摂取量を減らすことができます。
一汁三菜でバランスの良い和食は、ヘルシー食として、世界ユネスコ文化遺産に登録されています。
また、食事だけではなく、お茶にもアレルギーを改善する効果があります。
紅茶や緑茶といった、よく飲まれているお茶には、抗アレルギー作用が確認されていませんが、甜茶に含まれるポリフェノールは、アレルギーの症状を抑える効果があります。
食生活を変えるのは、とても大変なことですが、できることを少しずつ始めることが、アレルギー対策の一歩につながります。

アレルギー対策には睡眠も関係してくる

アレルギー症状が悪化すると、体がかゆくなったりクシャミが止まらず寝付けなくなり、睡眠不足に陥る人も少なくないようです。
しかし、アレルギー反応を抑えて健康的な身体作りをするためには、十分な睡眠をとることが大切です。
最近では夜更かしをする子どもが増えたり、仕事が忙しくて寝る時間を作れないという社会人も多く、睡眠時間が大きく削られているようですが、寝不足では集中力が低下しますし、肌が荒れるなどの問題もあります。
人が健康的に生活するためにも、睡眠時間はしっかりと取っておく必要があります。
アレルギーの仕組みは、アレルゲンに触れることでヒスタミンなどの物質が放出されて、受容体に結びつくことで過敏症状を示すことはよく知られていますが、その際に副腎皮質ホルモンが働いていることはあまり知られていません。
この副腎皮質ホルモンは人体の副腎から少しずつ作られ、アレルギー反応を起こすと、化学伝達物質の働きを抑えて炎症やかゆみを抑制する働きがあります。
つまり、アレルギー反応を抑制する機能は、体内でも備わっているのです。
副腎皮質ホルモンは、睡眠中に脳の視床下部および下垂体からの命令で分泌され、寝ている間にしか作られない独特のホルモンです。
加えて睡眠の浅い朝方のレム睡眠時にしか分泌されないことからも、睡眠が重要なファクターとなります。
推奨される平均的な睡眠時間は、成人なら7時間前後、小中校生なら8~10時間と言われており、短すぎるとレム睡眠に入るタイミングが合わず、副腎皮質ホルモンが分泌されずに目覚めることもあります。
また、ストレスや生活リズムに大きく影響され、特に強いストレスを感じると、脳の命令によってホルモンの分泌が抑制されます。
アレルギー症状を緩和するためにも、生活リズムを正して十分な睡眠をとるようにしましょう。

ストレスなどでアレルギーになりやすい体質に

ストレスはもともと悪いことではなく、軽いストレスは心身には良い刺激となります。
しかし、ストレスが強くなりすぎると、私たちの体には変化が起こります。
ストレスといっても、睡眠不足などの生理的なもの、暑さ寒さのような物理的なもの化学品によるもの、精神的なもの、社会的なものなどがあります。
中でも不幸な出来事や人間関係などの精神的ストレスや、長時間労働や満員電車などの社会的ストレスといったものは、現代社会では非常に強いストレスとなっています。
私たちの体を維持しているのは自律神経です。交感神経と副交感神があり、交感神経は緊張や興奮を、副交感神経はリラックスをつかさどっています。
そして、両者のバランスによって健康な心身が維持されているのですが、ストレスを強く感じる状態が続くと、交感神経が優位になったままになり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
この結果、栄養などをつかさどる副交感神経の働きが悪くなり、免疫の要のリンパ球に栄養が行き届かなくなってしまいます。
また、副腎という器官よりストレスホルモンというアドレナリンやコルチゾールなどが分泌されます。
これらが過剰に分泌されるとリンパ球の活性を奪い免疫力が低下してしまいます。
免疫機能に異常が生じると、外部からの刺激や異物に対して過剰に反応しアレルギーが起こやすくなります。
免疫機能の低下によってアレルゲンに対し過剰に反応し、アレルギーが引き起こされます。
様々なストレスでアレルギーになりやすい体質になってしまいます。
アレルギー体質になると、食物アレルギーや花粉症だけでな金属アレルギーやハウスダストアレルギーなどにもかかりやすくなり、じんましんなどの皮膚炎や喘息にもなりやすくなります。
ストレスはなるべくためないように、上手に発散しましょう。

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